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僕のパイナップル

 

 A君に「集合と命題」で、逆、裏、対偶、真偽、背理法などを教えながら、ノートをとっている間、隣の台所で、パイナップルを、とんとんと切っていたとき、少し、若い・青いのに気づいたとき、次の「詩」?が浮かんだ。いかに、退職者生活が暇か、ばればれ。

 

南の海からやってきた
私はパイナップル
星の数ある人の中
あなたに出会えたこの奇跡

果物ナイフ片手に
crownちぎって
とんとんとん
あなたはやさしく
私を刻む

早くあなたのお口の中に
だけど私は青いパイナップル
あなたに出会ったのが
早すぎました

だからお願い
もう少し待って
きっと、あなたに
食べてもらうから

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